大森ヒストリー
夢をあきらめない
EPISODE-1
EPISODE-2
EPISODE-3
PROLOG
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EPISODE-2
社長をひとりにしない
しかし友達が絶えたことはなかった
私にとってありがたかったのは、友達の存在です。
中学の時から親しかった仲間やいろいろな仕事を通じて知り合った同僚が、いつも私の心配をしてくれました。仕事が途絶えて何もやることがない時にも何かと連絡をくれて外に連れ出してくれました。
支えてくれる人がいなかったら、毎日家で引きこもっていたかもしれません。
先輩に助けられ金融の道へ
特にありがたかったのは、解体業をしている時に知り合ったある先輩でした。
地元ではかなり有名な人で、野心や向上心のある立派な人です。
夜の仕事をしている26歳の時、町中で偶然再会して、近況を尋ねられました。「そんな暮らしをしているなら、ウチで働かないか?」。
資金調達会社を営むその方は、私に働き口をあてがってくれたのです。
社長をひとりにしない
私にとって人生の大先輩である経営者の皆さまとお話をするのはとても新鮮でした。
しかし、社長だからこその悩みがあることにも気づき、何とかお力になりたいと日夜、勉強を始めました。
資金面での悩みを払拭することが、お世話になった皆さまへのお気持ちに応えることであり、僭越ながら日本経済を救う一助になると感じたからです。
社長をひとりにしない。その気持ちは日増しに強まっていきました。